村田諒太、スーパー王者昇格「他団体王者との統一戦も可能性が広がった」

2021年01月07日 16:55

格闘技

村田諒太、スーパー王者昇格「他団体王者との統一戦も可能性が広がった」
村田諒太 Photo By スポニチ
 世界ボクシング協会(WBA)は6日(日本時間7日)、ミドル級正規王者の村田諒太(34=帝拳)をスーパー王者に昇格させたと発表した。これまで同王座は“カネロ”こと4階級制覇王者のサウル・アルバレス(30=メキシコ)が保持していたが、スーパーミドル級に専念するとして返上していた。
 帝拳ジムは公式サイトで村田のスーパー王者昇格を報告。本人の「コロナ禍の影響もあり試合が出来ない期間が続いているなかでのニュースに不思議な気持ちもありますが、他団体王者との統一戦も可能性が広がったとポジティブに捉えて、嬉しく思います。スーパーチャンピオンの名に恥じないようにこれからも精進します」というコメントを紹介した。

  WBAは5日(同6日)に開催されたチャンピオンシップ委員会で「村田の経歴と記録は任命に値する価値がある」としてスーパー王者昇格を承認した。スーパー王者に昇格したことで指名防衛戦の期限が9カ月から18カ月に延長される。また、最上位の王者以外とは統一戦を認めていない団体もあり、村田が希望するIBF世界同級王者ゲンナジー・ゴロフキン(38=カザフスタン)との統一戦の実現に向けて、一つ条件がクリアされたことになる。

 2012年ロンドン五輪金メダリストの村田は13年8月にプロデビュー。17年10月、ハッサン・エンダム(フランス)を下してWBA王座を獲得。18年10月の2度目の防衛戦でロブ・ブラント(米国)に敗れて王座から陥落したものの、19年7月の再戦で王座返り咲き。同12月には、スティーブン・バトラー(カナダ)を5回TKOで下して初防衛に成功した。戦績は16勝(13KO)2敗。

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