プロボクシングの第67回全日本新人王決定戦は21日、東京・後楽園ホールで行われ、バンタム級は西軍代表決定戦で敢闘賞の冨田風弥(22=伊豆)が東軍代表の須藤龍揮発(21=RK蒲田)に判定勝ちし、伊豆ジムから初の全日本新人王となった。
序盤から積極的に前に出た冨田は2回に強烈な右フックでダウンを奪うと最後までアグレッシブな姿勢を貫き、40―35、38―37×2の3―0で判定勝ち。「まずはしっかり勝てて良かった。ダウンを取って少し落ち着けた。自分から攻めることを意識し、練習でやってきたことを出せた」と笑顔をみせた。
全日本新人王を獲得したことで日本ランキング入りも確定。「少しでもランキングを上げてタイトルを狙っていけるように頑張りたい」と話した。