元K1王者・武居由樹3・11デビュー戦 八重樫トレーナー期待「元気とか勇気を与えられるような選手に」
2021年03月10日 19:10
格闘技
舞台は2014年11月の「Krush.47」でキックボクサーとしてデビューした時と同じ“聖地”後楽園ホール。「特別な場所だし、気持ちが引き締まります。ここからスタートという感じですね」。
3月11日は東日本大震災が発生して10年の節目の日。武居を担当する八重樫東トレーナー(38)は、その年の10月にWBA世界ミニマム級王座を獲得、後に世界3階級制覇となる最初のベルトを手にした。岩手県北上市出身の八重樫トレーナーは「自分が震災の年に初めて世界王者になれたのは意味があったと思う。何かを届けるべくなったのだと。縁というか、不思議な感じがします」と振り返り、「10年目の3・11に武居がデビューすることにも意味があるはず。結果として彼がチャンピオンになった時にその意味が分かると思う。彼には見る人たちに元気とか勇気を与えられるような選手になってほしい」と愛弟子に期待した。