ボクシングや総合格闘技などを統括する米ネバダ州アスレチック・コミッション(NCAC)は7日(日本時間8日)、ドーピング検査で大麻成分に陽性となったボクサーやファイターを懲戒処分にしないことを決議した。複数の米メディアが報じている。
これまでは大麻成分が検出された場合、最大9カ月の出場停止や罰金などの制裁が科されていたが、今後は大麻に関しては罰則の対象とはならない。ただし、6カ月間はデータ収集を目的に検査対象とし、その後、データ収集を継続するかどうかを決定するという。
米国ではフロリダ州ボクシングコミッションが5月にドーピング検査の禁止薬物から大麻を実質的に排除することを決議している。