日本女子ボクサー初!藤岡、米で世界戦勝利 45歳、日本人唯一の5階級制覇レジェンドが快挙

2021年07月11日 05:30

格闘技

日本女子ボクサー初!藤岡、米で世界戦勝利 45歳、日本人唯一の5階級制覇レジェンドが快挙
藤岡奈穂子 Photo By スポニチ
 【WBA女子世界フライ級タイトルマッチ10回戦   〇藤岡奈穂子 判定 スレム・ウルビナ● ( 2021年7月9日    米ロサンゼルス )】 ボクシングの女子ダブル世界戦が9日(日本時間10日)に米ロサンゼルスで行われ、WBA女子世界フライ級王者・藤岡奈穂子は2―0で判定勝ちし、3度目の防衛に成功した。日本女子が米国で世界戦に勝利するのは初めて。WBO女子世界ライトフライ級王者・天海ツナミは0―3の判定で敗れ、4度目の防衛に失敗した。
 日本人唯一の5階級制覇王者・藤岡が、念願だった米国のリングで躍動した。序盤から前へ出て積極的に仕掛けた。打ち終わりを狙われてパンチをもらう場面もあったが、3回以降はボディー攻めに切り替え、最後まで試合を支配し続けた。ジャッジ3者の採点は99―91、96―94、95―95とばらつきがあったが、「完璧です。米国で試合をやれて結果もついてきた。言うことはないです」と声を弾ませた。

 8月で46歳になるベテランの進化が止まらない。1年半前からフィジカルトレーニングを取り入れ、スタイルも見直し。コンディションづくりのため、今年3月からは水素吸入器を導入し、今回の米遠征にも持ち込んだ。2年ぶりの実戦も驚異的なスタミナを見せつけて、米国での世界戦で日本人女子初勝利。歴史に名を刻んだレジェンドは「今後は米国を主戦場にしたい」と明言し、「誰が相手でも挑戦を受けます」と力強かった。

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