入江が準決勝へ、日本女子五輪ボクシング初メダル確定「歴史の扉開いた」
2021年07月29日 05:30
格闘技
高3で全日本選手権を制し、夢だった五輪を「本気で意識した」。国内代表を決める19年12月のボックスオフでの勝利で「覚悟が芽生えた」。コロナ禍による1年延期でモチベーションが低下した時期もあったが、周囲の激励と期待に支えられた。「いろんな人の思いを背負っている」。挑戦はまだ終わらない。入江は「5ミリくらい歴史の扉が開いたと思う。金メダルで全開です」と準決勝へ視線を向けた。
◇入江 聖奈(いりえ・せな)2000年(平12)10月9日生まれ、鳥取県米子市出身の20歳。小2から地元のシュガーナックルジムでボクシングを始め、米子西高3年時に全日本選手権優勝。18年世界ユース選手権銅メダル、19年世界選手権8強。柔道女子52キロ級金メダルの阿部詩と同じ日体大3年生。左ジャブ、右ストレートが得意。身長1メートル64の右ボクサーファイター。