ボクシングW世界一の2人が会見 坪井「引退覚悟で臨んだ」岡澤「厳密には日本勢2番手で悔しい」
2021年11月11日 15:34
格闘技
岡澤は「厳密に言うと(金メダル獲得は)日本勢2番手なので悔しいが、坪井がいなかったら優勝はなかったと思うし、先の試合で常に勝ち続けていいバトンを渡してくれた。同じ世代の2人で歴史を変えられて本当にうれしかった」と感謝した。東京五輪2回戦で金メダルのロニエル・イグレシアス(キューバ)に2―3で判定負けしたが「イグレシアスと競った試合ができたのが自信になった。金メダルを取って当たり前という気持ちになっていた」という。以前から不安のあった左肩を準決勝で再び痛めたものの、「右ジャブで組み立てて勝ってきたし、試合中はアドレナリンが出て、そんなに深く考えずにできていた。隔離が終わったら本格的に治していこうと思う。競技生活に影響はない」と明かした。
2人とも今月24日から東京・墨田区総合体育館で開催される全日本選手権は欠場し、次戦は未定。坪井は今後の目標について「来年8、9月にアジア大会がある。その選考会にしっかり勝って代表に選ばれ、アジア大会で金メダルを取りたい。今回はフェイントやパンチの精度が甘い中でも優勝できたので、もっと精度を高めたい」と語り、岡澤は「アジア大会もあるけど、最終的には(24年の)パリ五輪での金メダルを目指して戦っている。今回は接戦が多かったので、もっと安心して見られるような、全部フルマークで圧勝できる選手になる」と誓った。