シバター、久保優太戦の“八百長”の真相告白「RIZIN含めて一世一代の大ブラフをかましてやった」
2022年01月08日 15:29
格闘技
そこで考えた方法は、SNSや電話を通じての“泣き落とし”。「こちらにやる気がない。ケガだけはしたくないし、後遺症が残ったら家族と過ごせなくなる」と、情に訴えかける言葉を、嘘を交えて連発したという。流出した音声の中で「台本」を提示し、RIZIN側の承諾があったことや、他の試合でも「やらせ」の存在があったこともにおわせたが、それについては久保を信じ込ませるための「脚色」だったことを明かした。
その場では、久保の了承を求めなかったものの、試合直前にLINEを通じて再度連絡。「ギリギリにちょっと変わった『台本』を提出することによって、供託金とか誓約書のことを考える隙間を与えなかった。誓約書を書いたらマジで詐欺になりかねないからね、口約束なんて約束じゃないから」と、作戦であったことを強調していた。
そして、実際に試合を迎え「1Rは流し、2Rから本気で」という運びだったが、久保がカーフキックをしてきたことから「削りに来ているな、こいつ。倒す下地を作っていて『調子に乗っているな』と思った」とシバター。フックが当たったことから勢いづき、最後は得意の飛びつき腕十字で一本勝ちとなった。
「正直、この作戦をいろんな人が『汚い』だの『スポーツマンシップに反する』だの言っておりますが。作戦なしのガチンコでやったら、勝率は10%もなかった。勝つためにはそれしかなかったし、そして僕は負けたくなかった。正直RIZINにも結構イライラしていたし、全部含めてペテンにかけて食ってやりたかった。それで一世一代の大ブラフをかましてやった」と、告白。
さらに「僕の方が久保さんより勝ちたいという気持ちの方が強かったのは間違いない。他のプロは『(正々堂々と)勝ちたい』『(男らしく)勝ちたい』『(観客席を盛り上げて)勝ちたい』とかだろうけど、俺は『(何をしてでも、どんなに卑怯なことをしてでも)勝ちたい』だった。その気持ちの違いなんじゃないかなと思った」と、勝利への執念を激白した。
最後は「久保優太、今回のケンカは完全にお前の負けだよ。ごちゃごちゃ言ってんじゃねえ!」と挑発。視聴者に向かっては「文句があるなら、このコメント欄に書き込んで、炎上の火の手を絶やさないでください!」と笑顔で語りかけていた