木村蓮太朗 6連勝誓う “プロ仕様”に進化「やれることは全てやってきた」 8日前田稔輝と対戦
2022年02月07日 11:59
格闘技
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5戦目となった昨年9月の斉藤陽二(角海老宝石)戦は苦しんだ。プロ転向後初ダウンを含む2度のダウン。猛反撃で判定勝ちを収めたものの「アマで受けて大丈夫だったパンチがプロだと倒れてしまう」と初めて違いを実感した。そこからはディフェンス面を徹底強化。先月の東京遠征では元日本スーパーライト級王者の永田大士(三迫)、元東洋太平洋バンタム級王者の中嶋一輝(大橋)らとスパーリングを行い「常に打ったらガードを元の位置に戻す意識をすり込んだ」。階級の違う元王者らと実戦経験を積み、芽生えた自信が冷静さを裏付けている。
6戦目の相手は日本拳法10冠という異色の経歴を持つ前田。木村蓮は「全国で10回優勝している選手。独特な踏み込みが分かりづらいし速い」と警戒心をのぞかせた。勝てば日本タイトル挑戦権が与えられるランキング12位以内が確実。今年中のタイトルマッチ成立も視野に入る。「勝つだけではなくいい内容で勝利したい。必ず勝ってタイトルマッチ挑戦のチャンスをつかみたい」。アマ3冠のホープがリングの上で進化を証明する。