宮尾綾香、涙の世界王座返り咲き 2年5カ月ぶり「やっと顔向けできる」
2022年02月25日 22:25
格闘技
念願の世界ベルトを取り戻した宮尾は「チャンピオンになった宮尾です。応援してくれた皆さんにやっと顔向けができます」と涙が止まらず。「前の試合(WBO女子世界同級タイトルマッチ)で(鈴木)菜々江がすごい泣いていてバカにしていたのに…。全部、菜々江のせいにしておきます」と泣き続け、会場の笑いを誘った。
15年10月にWBA・WBC王座統一戦で王座から陥落。16年12月にWBA女子世界アトム級暫定王座を獲得したが、19年9月に正規王者との王座統一戦に敗れ、ベルトを失った。その後、階級をミニマム級に上げて多田悦子(真正)と2度、WBO王座を争ったが、引き分けとTKO負け。この2年5カ月を「折られたものを必死で立て直す作業だった」と振り返り、「泣くつもりはなかったけど、ずっと緊張していたし、応援してくれた人との約束を果たせた安心感もある。本当によかった」と安どしながら、「若き者の壁、もう少し高い壁でいたい」と、今後も王座に君臨し続けることを誓っていた。