JBCが解散を発表 新型コロナなどの影響で財政難

2022年03月31日 16:19

格闘技

JBCが解散を発表 新型コロナなどの影響で財政難
オンラインで会見し、JBCの解散を発表した永田有平理事長 Photo By スポニチ
 国内のプロボクシングを統括する日本ボクシングコミッション(JBC)は31日、東京都内で開かれた評議員会をもって解散したと発表した。今後は永田有平理事長が代表清算人となり、清算手続きを進める。すでに予定されいる試合について、永田氏は「滞りなく行う」とした。
 JBCは試合承認料やライセンス料などが主な収入源だが、新型コロナウイルス流行の影響で試合数、選手数が減少。コロナ対策などの出費もあり、2020年末の時点で正味財産が約2500万円のマイナスとなるなど財政が悪化。一般財団法人は2期連続で純資産額が300万円未満となった場合には解散することが法律で定められている。

 永田氏によると、純資産が300万円を超えれば、財団法人として復活が可能なため、再建計画を示し、支援先を探して復活を目指すという。ただ、亀田興毅氏ら3兄弟側が国内試合ができなくなったとして損害賠償を求めた訴訟で、今年2月に東京高裁から約1億10万円円の支払いを命じられており、復活には大きな問題も抱えている。

 JBCは1952年4月、日本におけるプロボクシング統括する組織として設立され、公益性を認められて78年3月に財団法人化、公益法人制度改革に伴い、2013年7月に一般財団法人に移行した。

おすすめテーマ

格闘技の2022年03月31日のニュース

【楽天】オススメアイテム