藤岡奈穂子「KOもしくはTKOで」 4・9WBC王者と王座統一戦へ渡米

2022年04月03日 18:47

格闘技

藤岡奈穂子「KOもしくはTKOで」 4・9WBC王者と王座統一戦へ渡米
藤岡奈穂子 Photo By スポニチ
 プロボクシングWBA女子世界フライ級王者・藤岡奈穂子(46=竹原慎二&畑山隆則)が3日、WBC女子世界同級王者マーレン・エスパーザ(32=米国)との王座統一戦(4月9日、米テキサス州サンアントニオ)のため、米国に向けて出発した。日本人の世界王者が米国で他団体王者と統一戦を行うのは史上初。出発前の成田空港で取材に応じた藤岡は「KOもしくはTKOで勝ちたい」と意気込みを語った。
 日本人で唯一、世界5階級制覇を達成している藤岡は、昨年7月に米ロサンゼルスでWBAフライ級王座の3度目の防衛に成功し、米国での世界戦で日本人女子初勝利。新たな挑戦として選んだのが他団体王者との統一戦だった。

 エスパーザは、女子ボクシングが初採用された12年ロンドン五輪のフライ級銅メダリストで、17年3月にプロデビューし、昨年6月にプロ11戦目でWBC女子世界王座を獲得した強敵。試合会場は米国でもメキシコ系が多いテキサス州とあって完全アウェーも予想される。藤岡は「コールの時に相手が立っていたら負けというぐらいの気合で臨む」と気持ちを高めつつ、「でも、空回りし過ぎないように。自分をコントロールしたい」と百戦錬磨のベテランらしく冷静に話した。

 大一番に向けて約80ラウンドのスパーリングを消化。ラスト2回は5月に防衛戦を予定しているWBO女子スーパーフライ級王者の吉田実代(三迫)と手を合わせた。この日の出発前には銭湯で一番風呂に入り、「脱衣所をザワつかせてきた」と笑う。「調子はいつも通りの感じ。やり残したことはない」と仕上がりに自信を示した。

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