貴賢神、総合デビュー戦飾れずTKO負け 試合中に左ひざ負傷…デビュー前倒しでの準備不足も吐露

2022年04月16日 20:29

格闘技

貴賢神、総合デビュー戦飾れずTKO負け 試合中に左ひざ負傷…デビュー前倒しでの準備不足も吐露
関根“シュレック”秀樹(上)から攻撃される貴賢神(C)RIZIN FF Photo By 提供写真
 格闘技イベントのRIZIN「TRIGGER3」が16日、東京・武蔵野総合スポーツプラザで行われ、大相撲の元幕内・貴源治の貴賢神は関根“シュレック”秀樹に2R3分14秒、TKOで敗れ、総合デビューを白星で飾ることはできなかった。
 体格で圧倒する貴賢神は序盤から関根に圧力をかけるが、なかなか踏み込めず1Rは相手の出方を見るような展開で終了。2R、関根が中に入り組んだ上体から巧みに体を動かせダウンを奪う。そこからは背後に回ってのパンチの連打、ハーフガードポジションに移行しての打撃、さらには左の膝などで波状攻撃をかける。技が出ない貴賢神は防戦一方となるなか、サッカーボールキック2発を浴びると、レフェリーが制止した。

 試合後には「昭和最強」を絶叫する関根に「大丈夫だから」とねぎらいの言葉をかけられた。悔しい「初土俵」となった貴賢神は左ひざにアイシングしながら歩くのもままならない状態で会見場に登場。「(試合をしたことに)後悔はないです。まだまだ足りないところだらけ。試合を受けてくれた関根選手には感謝ですね」と率直な気持ちを述べた。試合中には相手のタックルを受けた後の攻防で左ひざを負傷。「全く言うことが効かなかった。何もできなかった」と明かした。その一方で「もともとデビューの期間は4月ではなかった、体力的なことに加え、体重も落とさないといけない」と準備不足だったことも吐露した。

 今後は理想とする120キロ前後に体重を落とし再チャレンジをを期す。「これで終わりでなく、やるべきことたくさんある。心技体。まだまだです。ひざはたぶん内側痛めているので、そこ治してもっともっとやっていきたい」と話した。榊原CEOは「腰の据えた戦いをするポテンシャルは見せた。このまま経験を積んでいけば。まだ若いし、負けで良かったのかも」と今後の奮起を期待した。

 ▽キックボクシングルール3分3R(63キロ契約)
〇大谷翔司(1R TKO)力也●
 ▽総合ルール5分3R(71キロ契約)
〇グラント・ボグダノフ(3R3分16秒 TKO)泉武志●
●雑賀“ヤン坊”達也(2R4分12秒 TKO)〇江藤公洋
 ▽同5分3R(61キロ契約)
●渡部修斗(判定1―2)〇須藤拓真
 ▽同(57キロ契約)
〇征矢貴(2R3分29秒 TKO)●中務修良
 ▽同(66キロ契約)
〇金原正徳(3R3分37秒 TKO)●摩嶋一整
 ▽同(無差別級)
〇関根“シュレック”秀樹(2R3分44秒 TKO)●貴賢神
 ▽同(71キロ級)
ルイス・グスタボ(2R3分14秒 TKO)●矢地祐介

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