総合格闘技イベント「RIZIN LANDMARK vol.3」(5月5日、会場非公表)に出場する倉本一真(35=リバーサルジム新宿MeWe)が29日、オンライン公開練習に臨み、魚井フルスイング(36=和術慧舟會HEARTS)との対戦に向け、「しっかり1ラウンドでフィニッシュできるように戦いたい。俺らしい試合をして、ボコボコにしてKOしたい」と意気込みを語った。
倉本は今月16日の「RIZIN TRIGGER 3rd」で金太郎(パンクラス大阪稲垣組)と対戦予定だったが、金太郎がぎっくり腰になり、直前で試合中止。約3週間のスライドとなったが、そのまま調整を続けてコンディションを維持。対戦相手が変わり、対策の変更を余儀なくされたことも「準備期間が短いのは魚井選手も同じなので」と意に介さず。“フルスイング”が持ち味の魚井について「映像で見ただけでは分からない、対峙しないと分からないことがあると思う」と警戒しつつ、「負けないことが絶対だけど、ただ勝つだけではなく、自分がやろうとしたことを、ちゃんと遂行できるようにしたい」と勝利を思い描いた。
この日はダミー人形を相手に1分間のパウンド打ちを披露。金曜日の朝練ではダミー人形とサンドバッグを息が上がるぐらいのフルパワーで激しく打ち込む練習を続けているという。レスリングで全日本選手権3連覇を果たしている倉本は「誰とやっても組んだら負けない。でも、打撃でも勝つ気でしかいない。打撃も自信をつけている」と豪語。あらゆる局面でフルスイングする倉本は「“フルスイング”って名前をもらいます」と笑いまじりに宣言した。