久保優太が痛感した厳しい現実「世界一になろうと世間じゃ誰も知らんのですよ」 だから地上波放送が必要

2022年06月01日 22:02

格闘技

久保優太が痛感した厳しい現実「世界一になろうと世間じゃ誰も知らんのですよ」 だから地上波放送が必要
元K―1ウエルター級王者・久保優太 Photo By スポニチ
 元K―1ウェルター級王者の久保優太(34=PURGE TOKYO/BRAVE)が1日、自身のツイッターを更新。那須川天心(23)と武尊(30)のビッグマッチなどが予定されている格闘技イベント「THE MATCH 2022」の放送をフジテレビが見送ると発表したことについて、自身の経験を基にコメントした。
 久保は2010年7月に行われたK―1ワールドMAX63キロ級日本トーナメントで決勝に進んだが、大和哲也にKO負けを喫し準優勝。翌年6月の同トーナメントでは才賀紀左衛門、野杁正明を下して勝ち上がり、決勝では卜部功也を判定で破って悲願の初優勝を果たした。

 しかしその時期、K―1を主催していた興行会社「FEG」は経営難に陥っており、久保が優勝した大会は地上波放送はなかった。久保は「僕は地上波ゴールデンタイムのK-1決勝で負けて翌年地上波放送なくなって、その年優勝したけど『次は優勝して下さいね!』ってよく街で言われた。心の中で(今年優勝したんだけど…)って泣いてた」と悲しい経験を振り返る。そして今回の「THE MATCH」に触れ、「地上波は受動的に目に入るから格闘技興味無い層に届く。The Match地上波やってほしいね」と地上波での放送を願った。

 「地上波無い暗黒時代の格闘技。その時代は僕が選手として引っ張ってた自負はあるし、17連勝してピークだったから気持ちはよく分かる。GLORYで優勝して立ち技の正真正銘世界一になろうと、世間じゃ誰も知らんのですよ」と自らが痛感した現実の厳しさを吐露。「選手は地上波あるのと無いのだと、モチベーションが物凄い違う」と選手としての本音を明かした。

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