中谷正義がロマチェンコ戦以来1年ぶりの再起戦に76秒KO勝ち「進退をかけた試合でプレッシャーあった」
2022年06月13日 21:30
格闘技
3試合続けて米国での“格上”相手との戦いが続き、「あまりプレッシャーがなく全力を出すような試合をしていたが、それでは頭打ちになると感じていた」。ロマチェンコ戦ではガードや体の位置など相手の基礎的な部分が勉強になったこともあり「この1年は基本をもう一度やってきた」という。試合前のミット打ちで元2階級制覇王者・粟生隆寛トレーナーの指摘を受け、「上に行く感じだったのを打ち下ろすようにした」右で最初のダウン。「上を効かせたら絶対にボディーを打つと思っていた。セオリーなので」と仕留め、「かなりホッとしてます」と笑顔を見せた。
国内での試合は約3年半ぶりで、後楽園ホール登場は8年5カ月ぶり。「海外では寂しかったので、日本で日本人に応援してもらえて力をもらえた」と喜び、「後楽園のリングは狭く感じた。お客さんの距離が近く感じられて雰囲気はいいですね」と振り返った。世界挑戦については「この1年やってきた練習が無駄ではなかったと証明できた。焦らず、試合が決まったらモノにできるようにしっかり練習していきたい」と抱負を述べた。