元女子世界王者・古川夢乃歌、4年8カ月ぶりボクシング復帰戦は判定負け「打ち合ってしまった」

2022年06月22日 21:01

格闘技

元女子世界王者・古川夢乃歌、4年8カ月ぶりボクシング復帰戦は判定負け「打ち合ってしまった」
4年8カ月ぶりボクシング復帰の古川(左)は阿比留へ右フックを放つ Photo By スポニチ
 【プロボクシング 女子51・2キロ契約6回戦 ( 2022年6月22日    後楽園ホール )】 元WBA女子世界ライトミニマム級(アトム級)王者の古川夢乃歌=ふるかわ・ゆのか=(28=山木)が約4年8カ月ぶりとなるプロボクシング復帰を果たしたが、日本女子フライ級10位の阿比留通子(32=世田谷オークラ)に0―2で判定負けした。スピードを生かしたフットワークから組み立てたものの有効打を打ち込めず、被弾が目立った。ジャッジ3人の採点は57―57、56―58、55―59。古川は9勝(6KO)3敗2分け、1年1カ月ぶり白星の阿比留は4勝(1KO)6敗。
 古川は日体大に在学、ワタナベジムに所属していた16年8月に西村聡美(折尾)との王座決定戦に3回TKO勝ちしてWBA世界ライトミニマム級王座を獲得(防衛1)。17年10月に敵地でIBF女子世界フライ級王者レオネラ・ジュディカ(アルゼンチン)に挑んだが判定負けし、WBA王座も剥奪された。ボクシングを引退して一般企業に就職後、「山本ユノカ」のリングネームで19年11月にキックボクシングデビュー。RISEなどで戦っていた。

 試合後は「ちょっとバテてしまったのでスタミナが一番の反省と思う」と振り返った。対戦相手探しに苦労し、阿比留が名乗りを挙げたものの、当日の体重差は3キロあったという。本来はもっと足を使って相手を消耗させるプランだったが、「パワーで勝てると思っていなかったのに打ち合ってしまった」と敗因を分析した。

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