【WBC世界ミニマム級タイトルマッチ 同級14位・田中教仁《12回戦》王者パンヤ・プラダブシー ( 2022年8月31日 タイ・ナコンラチャシマ )】
敵地タイで自身2度目の世界戦に臨む元日本ミニマム級王者・田中教仁が26日、成田空港からバンコクへ出発した。23日にWBC世界ライトフライ級王者・寺地拳四朗(BMB)と最終スパーリングを実施。3ラウンドの激しい打ち合いで前へ出続け「何としても倒してやるという覚悟を固められた」と手応えを得たという。寺地から「2階級のWBCベルトを並べましょう」と激励を受けたほか、ジムの選手やトレーナーからは手形入り日の丸を贈られ「背中を押してくれるようでうれしかった」と話した。
タイは日本ボクシングコミッション(JBC)公認の世界戦で日本人選手が0勝25敗1分けという“鬼門”。ボクシング人生の集大成と位置づける37歳は「今回は死ぬ覚悟ができている」と意気込みを示した。