前回の“タコ踊り”を反省 平岡アンディが2回TKO勝ちでV3 来年のラスベガス再進出へ意欲

2022年09月13日 21:11

格闘技

前回の“タコ踊り”を反省 平岡アンディが2回TKO勝ちでV3 来年のラスベガス再進出へ意欲
2回TKO勝ちでV3の平岡は雄叫び Photo By スポニチ
 【プロボクシング WBOアジア・パシフィック・スーパーライト級タイトルマッチ12回戦 ( 2022年9月13日    後楽園ホール )】 WBOアジア・パシフィック・スーパーライト級王者の平岡アンディ(26=大橋)が挑戦者の同級4位アルビン・ラガンベイ(27=フィリピン)に2回2分27秒TKO勝ちし、3度目の防衛に成功した。日本同級王者でもある平岡は21戦全勝(16KO)。元WBOアジア・パシフィック・ウエルター級王者のラガンベイは19戦13勝(11KO)6敗1分け。
 現日本ウエルター級王者の小原佳太(35=三迫)と18年に対戦し、ダブルノックダウンの末に2回KO勝ちしたことがあるラガンベイに対し、平岡は1回から右ジャブが好調。2回に相打ち気味の左ストレートで大きくのけぞらせ、ロープ際での猛ラッシュから左フックでぐらつかせると、レフェリーが試合を止めた。「一発のある相手に冷静に戦えた。倒したパンチは覚えていないが、手応えはあった」と納得の表情を浮かべた。

 6月の赤岩俊(マナベ)とのV2戦では6回TKO勝ちしたもののリング上で挑発するようなポーズも見せたため、トレーナーの父ジャスティス氏に怒られた。「前回は“タコ踊り”をしちゃったんで。自分はふざけた思いはなかったけど、初めて見てくれた人たちにそういう印象を与えてしまったので、緊張感を持てる試合がしたいと思っていたのでよかった」とホッとした表情。「練習どおりにできたので、このフィニッシュには満足している。と言うと、あそこの人(ジャスティス氏)が怒るけど、よかったと思います」とコーナーを見て苦笑いしたが、ジャスティス氏は「練習でやってきたことが試合に出た。勝ったからではなく、練習どおりできたのは伸びているということ」と称えた。

 今年既に3試合目だが、無傷で早めにファイトを終わらせたこともあり、大橋ジムの大橋秀行会長は「年内にもう1試合やらせる。(日本王座との)ダブル(防衛戦)をかけてやるかどうか。来年は海外?そうですね」とプランを口にした。米興行大手トップランク社と契約し、20、21年と米ラスベガスで2試合を行った平岡も「2回やってるので、そのタイミングになったらぜひ行ってやりたい」と3度目の米国進出へ意欲を語った。

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