12・3カシメロと対戦決定の赤穂亮が決意「自分にとっての世界戦。この一戦に懸ける」

2022年10月17日 18:16

格闘技

12・3カシメロと対戦決定の赤穂亮が決意「自分にとっての世界戦。この一戦に懸ける」
カシメロとの対戦が決まった赤穂亮 Photo By スポニチ
 プロボクシングの元東洋太平洋スーパーフライ級王者&元日本バンタム級王者で、現WBO世界スーパーバンタム級9位の赤穂亮(36=横浜光)が12月3日、韓国の仁川で前WBO世界バンタム級王者で現同級2位のジョンリエル・カシメロ(32=フィリピン)とスーパーバンタム級10回戦に臨むことが17日、発表された。都内で会見した赤穂は「燃えてます。勝っても負けても、これが最後になってもいいぐらいの気持ちでやります。普通に勝てると思っています」と抱負を述べた。
 赤穂は12年12月にWBC世界スーパーフライ級王者・佐藤洋太(協栄)、15年8月にはWBO世界バンタム級王者プンルアン(タイ)に挑戦して敗れた。その後は13連勝中ながら、新型コロナウイルスの影響もあって3度目の世界挑戦の機会が訪れず、「ここ2、3年は何度もやめようと思っていた」という。今回は7月に引退した元WBO世界スーパーフェザー級王者・伊藤雅雪氏(31)が新プロモート会社「TREASUREボクシング(TB)プロモーション」を設立し、第1段興行のメーンとしてカシメロとの対戦が実現。「世界戦ができない中で、自分にとっての世界戦と思って、今後のことは考えずこの一戦に懸ける」と決意を示した。

 過去2度の世界戦は「(相手と)かみあわなかったが」が、カシメロは「自分と近いものを感じるし、一番かみ合うと思う。彼に勝てば認められる」という。カシメロがビデオメッセージで「相手の家で戦っても勝てる」とコメントしたことに対しては「俺の家じゃ勝てないですよ。俺を倒したら、嫁にやられますから」と話して笑いを誘った。カシメロは強打を売りとしているが「攻撃は自分が経験したことがあるレベル。むしろ体が柔らかくてディフェンスがうまい」と指摘し、「あのスタイルなので研究しやすいし、作戦も立てやすい」と自信を口にした。これまで相手の研究をしないタイプだったが、カシメロについては過去の映像を見て分析。世界挑戦以来という、地元の栃木県芳賀町で走り込みキャンプも行うという。ただ、親交がある元世界5階級制覇王者ノニト・ドネア(39=フィリピン)には「(カシメロと)同国人同士だし、ボクが言ったら向こうが気を使うのでは」とアドバイスは求めていないと明かした。

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