元日本2階級制覇王者の黒田雅之氏が引退式 2本のベルト肩にテンカウントゴング

2022年10月18日 20:53

格闘技

元日本2階級制覇王者の黒田雅之氏が引退式 2本のベルト肩にテンカウントゴング
引退式でテンカウントゴングを聞く黒田雅之氏 Photo By スポニチ
 プロボクシングの元日本ライトフライ級&フライ級2階級制覇王者で、6月に引退を表明した黒田雅之氏(36=川崎新田)の引退式が18日、東京・後楽園ホールで行われた。
 ジム同僚で前日本スーパーバンタム級王者の古橋岳也(36=同)との1ラウンドの特別スパーリングではノーガードでバチバチに打ち合う姿を披露。日本王座のベルトは持ち回りのため通常は元王者の手元には残らないが、2階級制覇を記念して製作された新品のベルト2本が贈られた。

 現役時代から介護事業の企業に就職しており、ベルト2本を肩にテンカウントゴングを聞いた黒田氏は「日本チャンピオンだったことが人生の中でも下の方に来るぐらいの出来事にしていきたい」とセカンドキャリアの充実に意欲を示した。現在は介護施設などでボクシングのレッスンを始めているほか、資格取得の勉強もしていると明かし、「日曜日に試験があるんですが、古橋君にたくさん殴られたので…」と話して笑いを誘った。

 黒田氏は05年5月プロデビュー。全日本ライトフライ級新人王、日本同級王者を経て、13年2月にWBA世界フライ級王者フアンカルロス・レベコ(アルゼンチン)に挑戦して判定負け。日本フライ級王者となったあと、19年5月にはIBF世界同級王者モルティ・ムザラネ(南アフリカ)に挑戦したが、判定負けしていた。通算は42戦30勝(16KO)9敗3分け。

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