YAMATO 吉岡世起と刺激的な対決へ「相手の印象を消す」 ノアとの合同大会の今後の可能性も語る

2022年10月28日 07:00

格闘技

YAMATO 吉岡世起と刺激的な対決へ「相手の印象を消す」 ノアとの合同大会の今後の可能性も語る
ドラゴンゲートのYAMATO Photo By スポニチ
 ドラゴンゲートのYAMATO(41)がスポニチアネックスのインタビューに応じた。11月11日に開催されるプロレスリング・ノアとの合同大会「グローバルドリーム」(後楽園ホール)への思いや吉岡世起とのシングルマッチについて語った。
 9月4日に開催されたドラゴンゲート大阪大会にノアのジュニア選手たちが乱入。ノア勢の提案にドラゴンゲートのKzyが了承したことで合同大会が決まった。

 YAMATOは関係が良好だから合同大会が出来ると話す。「関係良好だからと言ってもリング上はピリッと刺激がないといけないですよね。俺が出るからには刺激的なものしますよ。リング上でお祭り騒ぎになっていたので、自分は逆にバチバチの対抗戦でいくよって感じです」と刺激的な戦いを見せると約束した。

 対戦要求をされた吉岡の存在は名前ぐらいしか知らないと語ったが「良い所に目を付けるとは思いましたね。なので、これから(吉岡の試合を)見てみます」と話した。

 対戦発表会見では吉岡からリスペクトの言葉を送られた。「凄いスマートな言葉があって、そこまで言われると“おっ?”とはなりました」と話しつつも「YAMATOという名前を出したからには、お祭りでは終わらないよって思ってもらいたい。ここ数年、ドラゴンゲートを背負ってきた自負があるので軽々しく名前を出さないでほしいし、上辺的なものはいらない。ドラゴンゲート=YAMATOなんで名前を出したなら責任を持てよと思ってます」とそれなりの覚悟を持って対角に立ってほしいと要望した。

 そしてこの試合は対抗戦ではなく吉岡を査定するチャレンジマッチだと豪語した。「対戦したら勝つのは俺ですけど、勝ち負けは抜きにしても存在が消えちゃうと思います。試合後に見てる人の中でYAMATOの印象しか残らないようにする自信があります」と相手の印象を消す試合になると言い切った。「ファンの人は吉岡選手を全力で応援してください。その方が僕も燃えます」と続けた。

 今回の合同大会が成功すれば今後にもつながる可能性があると話すYAMATO。「業界全体的なことを考えたらドラゴンゲートとノアさんが手を組めば、業界のトップへ1つの対抗馬になる可能性はあると思います。今回が上手くいって1つのブランドとして定着したら“ジュニアオールスター戦”に対する1つのアンチテーゼになる。今回の点が線になる可能性も大いにあると思います」とコメントし、「若い選手たちにとっても他団体選手と戦うのは良い経験になると思います。今回は関東開催なので、次は自分たちのホームである関西開催ってなる可能性もあります」と今後は関西大会やより大きな会場での開催を熱望した。

 《ノアとドラゴンゲートの合同大会》11月11日に後楽園ホールでノアとドラゴンゲートの合同大会「グローバルドリーム」が開催される。YAMATOは吉岡世起とのシングルマッチが決まっている。そしてドラゴンゲートの吉岡勇紀とノアの清宮海斗が夢のタッグ結成。相手はノアの拳王とドラゴンゲートの箕浦康太のタッグと対戦。この他にもこの日しか見れないマッチメークがラインナップされる。

 ◇YAMATO(やまと)1981年9月10日生まれ、本名は小野寺正人。岩手県出身の41歳。小学校から高校まで野球に打ち込み、和術慧舟會を経てドラゴンゲートに入門。06年7月に小野寺大和というリングネームでプロレスラーデビュー。07年にアメリカ修行に行き、同年5月に帰国したタイミングでリングネームをYAMATOに変更。09年には新日本プロレスのベスト・オブ・スーパージュニア、SUPER J―CUPに出場。10年3月にはデビューから3年8ヶ月のスピードで団体最高峰のオープン・ドリームゲートを初奪取。そして現時点で団体史上最多5度の王者に輝いている。タッグベルトのオープン・ザ・ツインゲートも計10度戴冠している。長い間、ドラゴンゲートの最前線で戦い続けている。必殺技はギャラリア。11月6日のエディオンアリーナ大阪大会でドリームゲート王者の吉岡勇紀に挑戦が決まり、前人未到の6度目の戴冠を狙う。

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