井岡VSフランコのSフライ級王座統一戦 正式発表 12・31大田区総合体育館「内容より勝つこと」

2022年11月21日 09:44

格闘技

井岡VSフランコのSフライ級王座統一戦 正式発表 12・31大田区総合体育館「内容より勝つこと」
井岡一翔 Photo By スポニチ
 ボクシングのWBO世界スーパーフライ級王者・井岡一翔(33=志成)とWBA同級王者ジョシュア・フランコ(27=米国)が12月31日、東京・大田区総合体育館で2団体王座統一戦を行うことが21日、正式発表された。12年にミニマム級でWBAとWBC王座を統一した井岡が勝てば、日本人では初めて複数階級での統一王者となる。試合はTBS系列で全国生中継される。
 4階級制覇の井岡は今年7月、ドニー・ニエテス(40=フィリピン)に判定勝ちしてWBOスーパーフライ級王座5度目の防衛に成功。かねて他団体王者との統一戦を希望し、10月にプエルトリコで開催されたWBO年次総会でフランコとの統一戦が承認された。井岡は3年ぶりに海外合宿を行っている米ネバダ州ラスベガスからリモート形式で会見し、「いろいろな選択肢の中で、タイミング的にフランコ選手と対戦できることになった。統一戦を戦いたいと言ってきたが、去年の大みそか(の計画)も流れたので一年越しになる。今まで戦ってきた試合も統一戦をするために気持ちを引き締めてやっていた。いよいよ望んでいた試合ができると」と抱負を語った。家族と離れて単身乗り込んだ合宿は約2カ月とあって短髪にし、「KOできれば一番いいが、世界戦、まして統一戦は甘い戦いではないと思う。内容よりも勝つことだけを考えている」と話した。

 フランコは米テキサス州サンアントニオ出身で、22戦18勝(8KO)1敗1分け。20年6月にアンドリュー・モロニー(31=オーストラリア)に3―0で判定勝ちしてWBA世界スーパーフライ級世紀王座を獲得し、昨年8月にモロニーとの再戦を制して初防衛に成功した。今年8月にWBA同級スーパー王者フアンフランシスコ・エストラーダ(メキシコ)が王座を剥奪され、他団体王者との統一戦が可能となった。米カリフォルニア州でキャンプ中のフランコもリモート形式で会見し「試合が決まってワクワクしている。井岡は素晴らしいボクサーで、対戦を心待ちにしていた。試合が楽しみ」と語った。来日は初めてで、弟の前WBC世界スーパーフライ級王者ジェシー・ロドリゲス(22=米国、帝拳)も同行するという。

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