入江聖奈「出来過ぎ。マンガみたい」有終V 涙なし「これからはカエルに光が当たるように」
2022年11月28日 04:43
格闘技
![入江聖奈「出来過ぎ。マンガみたい」有終V 涙なし「これからはカエルに光が当たるように」](/battle/news/2022/11/28/jpeg/20221127s00021000896000p_view.webp)
「出来過ぎ。マンガみたい」と振り返る14年間のボクシング人生にピリオドを打ち、来春からは東京農工大の大学院で両生類の生態を学ぶ。競技から離れる理由を「二足のわらじでは自分が希望する未来は歩めない。自分は器用な人間じゃないので」と説明。将来的な復帰については「絶対にやらないと思う。生半可な気持ちでやめるわけじゃないので」と強調した。
「私は五輪で一生分のスポットライトを浴びた。これからはカエルに光が当たるように、良きカエル人になれるよう精進します」。有終の美を飾った入江に涙はなく、最後まで笑顔だった。
≪高校から仲良し…並木、声援送った≫並木は高校時代から代表で苦楽をともにした入江と、お互いの試合で声援を送り合った。「ずっと一緒にやってきたので、いなくなると思うと寂しさがある」と話し、「本当に優しい子。妹みたいなので幸せになってほしい」と2歳下の後輩の引退を惜しんだ。自身は5―0で快勝して、前年のフライ級に続き大会2連覇。銀メダルのアジア選手権から中10日での出場に「試合慣れする意味でもよかった」と手応えを示した。