尚弥の幼なじみの元Jリーガー山口聖矢がプロテスト受験で即日合格「一番仲が良くて信頼できる友人」
2022年11月29日 15:57
格闘技
![尚弥の幼なじみの元Jリーガー山口聖矢がプロテスト受験で即日合格「一番仲が良くて信頼できる友人」](/battle/news/2022/11/29/jpeg/20221129s00021000370000p_view.webp)
山梨学院高ではサッカー日本代表のFW前田大然(セルティック)が4学年下の後輩。関東学院大時代には現日本代表MF伊東純也(当時神奈川大、現スタッド・ランス)と対戦も「めちゃくちゃ速くて、後ろからスライディングしても追いつかなかった」と苦笑いした。自身は18年限りで相模原を退団後、実家の自動車整備会社で働いていたが、今年1月に井上と会った際にボクシング転向を提案されて「元々興味もあり、刺激も欲しくて挑戦を決めた」という。井上の父・真吾トレーナーに頼んで大橋ジムに入門し、約11カ月の練習を重ねてプロテストを実現させた。「サッカーとはスタミナや筋肉の使い方が違うので苦労している」と明かす一方、途中でやめたくならなかったか?と問われると「井上家の面目にかかわるので…」と答えて笑いを誘った
大橋ジムの大橋秀行会長は「サウスポーが相手だったので、一番いい左フックが出なかった」と指摘しながらも「ずぶの素人から1年でここまで来たのは大橋ジムでは最速じゃないか」と身体能力の高さに期待した。「短期的な目標は新人王」を掲げた山口はライト級(61・2キロ)で戦う計画で「サッカー時代は72キロぐらいで、今年1月には75、76キロだったが、前の尚弥の試合(6月のドネア戦)では一緒に減量をやってみて、60・8キロまで落とした」という。今回も12月13日に世界バンタム級4団体王座統一戦(有明アリーナ)を控える井上に合わせて減量しており「同じ苦しみを味わいながら、終わって一緒においしいご飯を食べようと言っている」と話した。