12・31統一戦へ井岡一翔が意気込み 勝ってエストラーダと「頂上決戦ができれば」

2022年12月23日 14:01

格闘技

12・31統一戦へ井岡一翔が意気込み 勝ってエストラーダと「頂上決戦ができれば」
<井岡統一戦会見>対戦相手のフランコのバックボードの写真の前でポーズをとる井岡(撮影・篠原岳夫) Photo By スポニチ
 【プロボクシング WBO&WBA世界スーパーフライ級王座統一戦12回戦 ( 2022年12月31日    東京・大田区総合体育館 )】 日本人初となる複数階級での統一王者を目指すWBO世界スーパーフライ級王者・井岡一翔(33=志成)が23日、都内で会見した。WBA同級王者ジョシュア・フランコ(27=米国)との大みそか決戦へ向け、師事するイスマエル・サラス・トレーナー(65)のジムがある米ネバダ州ラスベガスで3年ぶりとなる強化合宿を実施。今月19日まで約2カ月、最長では一日10ラウンドのスパーリングを計100ラウンド消化したと明かし、「スパーリングもそうだが、走り込みだったり、試合前の準備をする上でやらないといけないトレーングを、充実してできたと思う」と引き締まった表情を浮かべた。
 当初はフランコも出席予定だったが、来日スケジュール変更により井岡一人での会見となった。フランコについては「勇敢なメキシカンのファイターという印象がある。凄く積極的なスタイルで攻める印象で、今回は彼からすると敵地なので、より積極的な試合展開になると思う」と述べ、試合のポイントを問われると「積極的に攻めてくる相手のリズムで、クリーンヒットでなくてもパンチをもらうと相手が勢いづく。序盤は自分の距離や位置で自分のペースに持っていけるように、相手の攻撃に引きずり込まれない止めていかないといけない」と語った。今年国内で開催された統一戦はKO決着が続いているが、「KOでも判定でも僕は僕のパフォマンスに集中したい」と話した。

 かねて標的と公言してきたWBC世界スーパーフライ級王者フアンフランシスコ・エストラーダ(32=メキシコ)が今月3日にローマン・ゴンサレス(35=ニカラグア、帝拳)との3度目の対戦に勝利した後、井岡との統一戦を希望していると明言。井岡は試合について「正直、退屈な試合だった。同じ試合を見ているようだった」と苦笑した上で、「エストラーダ選手は(一時引退状態から)復帰した大きな理由でもある。そこまで発言させるところまで来たという実感があるし、一番望んでいるのはエストラーダ選手との試合なので、この流れで次の試合に勝って、目標にしてきた選手とこのスーパーフライ級で頂上決戦ができればいいと思っている」と意欲を口にした。

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