エディー・ハーン氏を本紙が直撃 尚弥VSアフマダリエフ4団体統一戦実現は「100%問題ない」

2023年02月05日 04:30

格闘技

エディー・ハーン氏を本紙が直撃 尚弥VSアフマダリエフ4団体統一戦実現は「100%問題ない」
インタビューに応じたエディー・ハーン氏(撮影・杉浦大介通信員) Photo By スポニチ
 英興行大手マッチルーム・スポーツのエディー・ハーン・プロモーター(43=英国)が米ニューヨークで本紙の取材に応じた。1月に英メディアに対し、同社が契約を結ぶWBA&IBF統一世界スーパーバンタム級王者ムロジョン・アフマダリエフ(28=ウズベキスタン)が、前4団体統一世界バンタム級王者で現WBOスーパーバンタム級1位の井上尚弥(29=大橋)との対戦を熱望しているとコメント。井上が5月にも挑戦を予定しているWBC&WBO統一世界同級王者スティーブン・フルトン(28=米国)に勝てば、アフマダリエフと「最優先で4団体統一戦を準備する」と発言したが、実現に積極的な姿勢を改めて示した。(インタビュー・杉浦大介通信員)
 ――MJ・アフマダリエフの次戦は4月、IBFの指名戦で間違いないか。

 「そう、(マーロン・)タパレス戦だ」

 ――別媒体のインタビューでその後の井上尚弥戦に言及していたが。

 「100%、井上との試合を実現させるのは何の問題もない。フルトンとの試合が具体化しなければ、すぐにMJとの対戦が実現していたかもしれない。ただ、井上対フルトンという素晴らしいカードの交渉が(報道で)伝えられ、その後に井上対MJという4団体統一戦を組むのはまったく問題はない」

 ――やはり日本開催になると思うか。

 「もっとも大きな金額が動く場所ならどこでも構わない」

 ――井上が(米興行大手)トップランク傘下であることは障害にならないか。

 「そうは思わない。(トップランク社CEOの)ボブ・アラムは井上の試合はESPN系列で中継されることを望んでおり、いい金額を払うのであれば私たちの側は異存はない。アフマダリエフもスターだが、(4団体統一世界スーパーミドル級王者)カネロ・アルバレス(メキシコ)のようにDAZNが執着するほどの巨大なスターというわけではない。DAZN、私たち、そして何よりもMJが満足するだけの条件なら、この試合の挙行に何の問題もない。アフマダリエフ対井上はとてつもない試合だ」

 ――井上対フルトンをどう思うか。

 「井上は素晴らしいボクサーだ。負けることがあるとすれば、(元世界3階級制覇王者)ロマチェンコ(ウクライナ)のように(適正階級以上に)階級を上げた場合だろう。ロマチェンコは本来はフェザー級の選手だ。カネロもまた階級を上げ続け、ついに(ライトヘビー級で)敗れた。井上にとってのそれ(上限)がスーパーバンタム級なのか、フェザー級なのかはわからない。フルトン、MJも凄い選手だからね」

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