WBCライト級挑戦者決定戦で吉野修一郎VSスティーブンソン正式発表 4・8米ニューアーク

2023年02月05日 08:43

格闘技

WBCライト級挑戦者決定戦で吉野修一郎VSスティーブンソン正式発表 4・8米ニューアーク
吉野修一郎 Photo By スポニチ
 プロボクシングのWBOアジア・パシフィック&東洋太平洋ライト級2冠王者・吉野修一郎(31=三迫)が元世界2階級制覇王者シャクール・スティーブンソン(25=米国)と、4月8日に米ニュージャージー州ニューアークでWBC世界ライト級挑戦者決定戦に臨むことが正式に決まった。興行を主催する米トップランク社が4日、発表した。会場はNHLデビルズの本拠地プルデンシャルセンターで、試合はスポーツ専門局ESPN、スペイン語放送のESPNデポルテス、配信サービスのESPN+で生中継される。
 アマ時代は高校4冠に輝いた元日本ライト級王者の吉野は16戦全勝(12KO)。昨年4月、元WBO世界スーパーフェザー級王者の伊藤雅雪(31=横浜光)に11回負傷判定勝ちし、同11月には元3階級制覇王者ワシル・ロマチェンコ(34=ウクライナ)らと戦ってきた中谷正義(33=帝拳)に6回TKO勝ちして世界戦線に名乗りを上げた。一方、16年リオデジャネイロ五輪バンタム級銀メダルのスティーブンソンは19戦全勝(9KO)。フェザー級とスーパーフェザー級で2階級制覇を達成し、22年4月にはWBCとWBOのスーパーフェザー級統一王者となったが、同9月の試合での体重超過で2つの王座を剥奪されていた。吉野戦が3階級制覇を狙うライト級での初戦となる。

 ライト級はデビン・ヘイニー(24=米国)が世界4団体統一王者で、5月20日にロマチェンコ戦が見込まれている。WBCの世界ランキングは1位ロマチェンコ、2位イサック・クルス(24=メキシコ)、3位スティーブンソン、4位ウィリアム・セペダ(26=メキシコ)、5位が吉野、6位ジョージ・カンボソス(29=オーストラリア)で、このうちクルス、セペダ、カンボソスはスティーブンソンとの挑戦者決定戦を辞退した。吉野―スティーブンソンの勝者はヘイニー―ロマチェンコの勝者への指名挑戦者となる。“ネクスト・メイウェザー”と呼ばれ、ESPNのパウンド・フォー・パウンド(全階級を通じた最強ランキング)で10位につけるなど実力・知名度ともに現役トップクラスのスティーブンソンだけに、吉野はもちろん、日本ボクシング界にとっても大きなチャレンジとなる。

 ▼吉野 初めて米国で戦えることをとても光栄に思います。凄く集中していて、やる気に満ちていますす。2階級制覇王者スティーブンソンと、彼の故郷ニューアークで戦うのが楽しみです。試合に向けてしっかり練習して、ファンの皆さんに感動の勝利をお見せすることを楽しみにしています。

 ▼スティーブンソン 私はライト級を引き継いで、4月8日にニューアークで走り始めます。吉野修一郎は無敗の選手で、多くの選手が怖がっているときに私と戦うことをいとわなかった。前回のプルデンシャルセンターでの試合は、自分がジャージーで築き上げてきたものの始まりに過ぎない。我々は再びプルデンシャルセンターに詰めかけて、本物のボクシングの未来が誰であるかを世界に示す。

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