3団体統一戦中止の拳四朗が公開練習でアマのホープを圧倒「勝っていけば統一戦はできる」
2023年03月24日 16:01
格闘技
寺地は対戦相手を変更して防衛戦を行う見通しで、WBA世界フライ級2位のアンソニー・オラスクアガ(24=米国)かWBOライトフライ級13位のヘラルド・サパタ(28=ニカラグア)が挑戦者候補となっている。オラスクアガは4月15日に韓国で、サパタは同14日にパナマで、それぞれ試合を予定しているが、ともに寺地との対戦を承諾しており、ビザ取得などの入国手続きを開始しているという。前夜にゴンサレス戦中止を聞かされ「残念な気持ちになった」と明かした寺地も、スパーを終えると「(練習を)やると集中できるのでいい。変な悩みがなくなるので楽しくできた」と笑顔。「切り替えるしかない。勝っていけば(統一戦は)できると思うので。4団体(王座統一)という目標は持ったままいきたい」と話した。
オラスクアガとは過去に何度もスパーリングした経験があり「結構パワーはあった。うまさもあるし、良い選手」と表現。互いに手の内を知るが「僕のスタイルが(以前とは)ちょっと変わっているので、そこはまた違うのでは」と話した。さまざまなタイプのサウスポーとスパーを積んできただけに陣営はサパタを代役の第1候補としており、「その方がありがたい」としながらも「決められた相手とやって、しっかり勝つだけ」と正式決定を待ち望んだ。相手変更により25日に予定していた前WBO世界フライ級王者・中谷潤人(25=M・T)との手合わせは取りやめたが、スパーは29日か30日に打ち上げるという。