村田諒太が引退会見「大げさにしてくれるなと言っていたが…本日をもって引退いたします」
2023年03月28日 12:09
格闘技
今年2月16日に帝拳ジムの本田明彦会長に引退の意思を伝え、同22日に都内で開かれたボクシング年間表彰式では年間最高試合賞を受賞したゴロフキン戦について「あの試合が僕の中では最後の試合と思っている。最後の試合が評価されたのは凄く感慨深い」と事実上の引退を表明。最後の試合か、との念押しにも「まだ発表できていないだけの話で、個人的にはそう思っています」と強調した。
◇村田 諒太(むらた・りょうた)1986年(昭61)1月12日生まれ、奈良県奈良市出身の32歳。南京都高(現京都広学館高)―東洋大。11年世界選手権ミドル級銀、12年ロンドン五輪同級金メダルなどアマ138戦119勝(89KO・RSC)19敗。13年8月プロデビュー。17年5月に世界初挑戦でアッサン・エンダム(フランス)に不可解な判定負けも、10月の再戦で7回TKO勝ちしてWBA同級王座獲得(防衛1)。日本人五輪メダリスト初の世界王者となった。18年10月、ロブ・ブラント(米国)に判定負けで王座陥落も、19年7月の再戦で2回TKO勝ちして2度目の王座獲得(防衛1)。22年4月、ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)とのWBA&IBF王座統一戦に9回TKO負けして陥落した。身長1メートル82、リーチ1メートル83の右ボクサーファイター。プロ通算19戦16勝(13KO)3敗。