武尊 再起戦の先に見据える試合とは…ファン期待のロッタン戦実現へ「世界に名前を売ることで現実味に」
2023年03月30日 06:00
格闘技
特に対戦相手としてもっとも名前が挙がったのは、現ONEフライ級(―61.2キロ)ムエタイ王者のロッタン・ジットムアンノン(25=タイ)だった。以前から両者ともに対戦へ前向きなコメントを出していたため、ファンの中でも熱望する声が多かった。
その中で武尊の約1年ぶりの公式戦は、3分5RのK―1ルールで空位となっている―61.0キロのISKA世界タイトルマッチ。サグデンとの試合が発表された。武尊は「やっと復帰戦が発表できてすごくうれしい。海外で試合をしたいとずっと言っていて今回、このようなタイトルマッチという形で海外での試合が実現し、権威あるベルトに挑戦できることがうれしい。必ずベルトを獲って、日本の格闘技界にはこんな面白い選手がいて、こんな強い選手がいるんだと僕がアピールしたい」と力強くコメントした。
今回、武尊が欧州・英国を代表するプロモーション「MTGP」の大会に参戦することでロッタン戦の実現は近づいたとも言える。「MTGP」は22年5月にアジア史上最大のスポーツメディア・プロパティ「One Championship」と長期的なパートナーシップを契約していて提携関係にある。
会見中にもロッタンについての質問が武尊へ飛んだ。「ロッタン戦についても実現に向けて動いている」と見据えた武尊。さらに「ただ今は、この試合に集中しないといけないし、この試合勝たないとロッタン戦もないと思っているので、まずはこの試合にだけ集中します。この試合に勝って世界に名前を売ることでロッタン戦の実現も現実的になっていくと思う。そういう意味でも負けられない」と再起戦に勝つことを最優先として集中する。
ネットでは復帰戦に関するワードがトレンド入りする中、「ロッタン戦も実現してくれ!」「ロッタン戦も現実味が出てきた」「ISKA の後はロッタン戦見たい」「武尊ロッタンがレールに乗ったな!」「ロッタンが見えてきた!」など武尊VSロッタンを熱望する声も加熱した。
「One Championship」のABEMA生中継の解説でおなじみの元総合格闘家で総合格闘技ジム「和術慧舟會HEARTS」代表の大沢ケンジも「ロッタンと武尊選手見たいよ。焦らされたく無いよ」と早い段階での実現を期待。
近い将来にファンが期待する武尊VSロッタンが実現するのか。今後も両者の動向から目が離せない。