元WBC世界フライ級王者・比嘉 6・24に井岡のアンダーカードで世界前哨戦 「KOで勝つ」
2023年05月23日 16:01
格闘技
デビューから15試合連続KO勝利の日本記録を持つ比嘉はバンタム級転向後、WBOアジアパシフィック王座を獲得したが、21年4月の初防衛戦で判定負け。再起後は連勝中だが、20年12月を最後にKO勝利から遠ざかっている。「体力の問題なんですね…自分でもよく分かりません」と頭をかきながら「KOじゃないと見ている方もつまらないと思う」と次戦は2年6カ月ぶりのKO勝利へ意欲を示す。
今月21日までは千葉県土気町で約1週間、走り込み合宿を行いスタミナも強化。これまでは「疲れるのでやらなかった」と試合1カ月前の合宿は避けてきたが「達成感があったし、いい感じでスパーに入れると思う」と手応えを得た。
また相手のシリチャイは、比嘉がかつて所属していた白井・具志堅ジムの先輩で、元東洋太平洋フライ級王者の江藤光喜(35)が13年に12回KO負けを喫しており、「先輩が負けているので仇(かたき)を取りたい」と闘志。「いつでも世界戦ができる気持ちでやってきた。いい勝ち方をして次につなげたい」と“世界前哨戦”を見据えた。