改心した諏訪魔が「エボルーション」復帰を宣言　試合後に佐藤らに謝罪、和解のおにぎりで団結

2023年06月09日 20:50

格闘技

改心した諏訪魔が「エボルーション」復帰を宣言　試合後に佐藤らに謝罪、和解のおにぎりで団結 — ＜ALL　TOGETHER　AGAIN＞鷹木（左）にバックドロップを見舞う永田とBUSHIにバックドロップを見舞う諏訪魔（撮影・島崎忠彦） Photo By スポニチ

　プロレス界のメジャー3団体、新日本、全日本、プロレスリングノアの合同チャリティー興行「ALL　TOGETHER　AGIN」が9日、東京・両国国技館で行われた。11年8月に東日本大震災の復興支援チャリティー興行として日本武道館で初開催。宮城県仙台市で第2回大会が行われた12年2月以来、11年ぶりに伝説の大会が復活した。

　第7試合ではこのほどいヒールユニットの「ブードゥ・マーダーズ」から離脱し善玉に戻った全日本の看板レスラー諏訪魔が登場。永田裕志、安斎勇馬とのコンビで新日本の人気ユニット「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」の内藤哲也、鷹木信悟、BUSHI組と対戦した。試合は安斎が内藤、鷹木に闘志むき出しのファイトで立ち向かうなか、諏訪魔が迫力満点のラストライドでBUSHIを沈めて勝利。バックステージでは「この大会は俺にとって大事な場所。（仲間と）一緒になることは大事なこと」と感慨深げに話した。永田に「いいタイミングで改心したな」とねぎらいの言葉をかけられると、「これも運命だから、これからプロレスにまい進します」と真摯な態度を見せた。

　ここで「エボルーション」の佐藤光留、田村男児が登場。昨年5月以来の復帰を宣言した諏訪魔は謝罪を繰り返し、佐藤も「謝らなくてもいい。その代わりに全日本のファンのためにエボルーションでやってくれよ」と直訴。ここで田村が「とりあえず、おにぎり食べろ。これで分かち合おう」と4個のおにぎりを手に割って入った。裏切られた2人と諏訪魔との距離が一気に縮まり「約束のおにぎりだからな」と佐藤に勧められると諏訪魔がおにぎりをパクリ。永田を交えた4人は約束のおにぎりで「ALL　TOGETHER（みんな一緒に）」となった。