元麻薬取締官の高浜良次氏は、井岡の検査結果について通常の食事などから検出される可能性は極めて低いとした上で「何らかの形で大麻を摂取したという事実は間違いないだろう」との見方を示した。
一般的に大麻を使用するとリラックス効果があり、聴覚などがさえる一方で、瞬間的な判断力を鈍らせる作用もあるとし「ボクサーにとってプラスに働くことはないのでは」と説明。所持していれば違法なのに対し、陽性反応が出ただけでは罪に問われないが「基準値を下回っていたから良しという問題ではない。試合後にでも経緯を説明する責務がある」と指摘した。