元WBC女子世界フライ級王者・真道ゴー 男子テスト受験は認められず「これはこれで運命」

2023年07月20日 04:10

格闘技

元WBC女子世界フライ級王者・真道ゴー 男子テスト受験は認められず「これはこれで運命」
JBC理事会の結論を受け、大阪市内で会見したグリーンツダジムの真道ゴー(右)と本石昌也会長 Photo By スポニチ
 日本ボクシングコミッション(JBC)は19日、東京都内で理事会を開き、性別適合手術と戸籍変更を経て男子選手としての活動を目指す元WBC女子世界フライ級王者の真道ゴー(36=グリーンツダ)の男子プロテスト受験を認めないことを決めた。試合での安全面に懸念があるため。
 JBCは出生時の性別が女性で性自認が男性の選手に関するトランス男子ルールを19日に策定した。真道には血液検査などを経て特別ライセンスを交付し、公式試合の会場で男子選手との準公式試合のスパーリングは許可する方針。その際のデータによっては受験を認める可能性があるという。

 真道は大阪市内で会見し、落胆をにじませた。「ダメだったと捉えている。30歳なら“よし!”と思えたかもしれないけど。どんな結論でも受け止める覚悟でした。これはこれで運命」。今後は海外での活動も選択肢に挙げたが、現時点では未定。所属ジムの本石昌也会長は「どういう決断でも真道に寄り添いたい」と話した。

 《年齢制限撤廃》JBCは19日の理事会で、37歳になると自動的にボクサーライセンスが失効する制限を撤廃することを決めた。安全性向上などが理由で、35歳以上のライセンス更新、再交付にはJBCの医師による2年に1度の頭部MRI検査などに合格することが必要。これまでは37歳以上の再交付は元王者らに限られていた。

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