元WBC世界ライトフライ級王者・矢吹正道「来年1月に復帰戦を」 5月に左アキレス腱を断裂

2023年08月06日 15:30

格闘技

元WBC世界ライトフライ級王者・矢吹正道「来年1月に復帰戦を」 5月に左アキレス腱を断裂
大阪府枚方市で行われた興行で同僚の応援に駆けつけた元WBC世界ライトフライ級王者の矢吹正道 Photo By スポニチ
 プロボクシング元WBC世界ライトフライ級王者の矢吹正道(31=緑)が6日、大阪府枚方市で取材に応じ、左アキレス腱断裂から復帰を目指す現状を明かした。
 「来年1月に復帰戦の枠を用意してもらっている。やっぱり目標がないと動けない」

 今年1月にIBF同級8位として挑戦者決定戦で7位ロナルド・チャコン(ベネズエラ)を11回TKOで下し、同級2位にランクされた。今夏の世界前哨戦へ向けて練習に励んでいた5月、スパーリング中に左アキレス腱を断裂。「バンと凄い音がした。(スパーリング内容を確認するため撮影していた)動画にその音が残っているぐらい」。すぐに手術を受け、現在は「少しかばいながら」マスボクシングをできる程度まで回復。散歩やサンドバッグ、ミット打ちなど可能な範囲で毎日トレーニングを継続している。「今月中には走れると思う。11月ごろにスパーリングを開始できれば」と見通しを説明した。

 焦る気持ちはない。「急ぎすぎると再断裂するらしい。それは避けたい」。大相撲の元大関・御嶽海と交流があり、7月の名古屋場所中にアキレス腱断裂に関しても、相撲界で同じケガへの対応例などを教えてもらったという。

 現在、IBF同級王座を保持するシベナティ・ノンティンガ(24=南アフリカ)は7月に初防衛に成功。現在2位で次期挑戦者の権利を有する矢吹が青写真どおり来年1月に復帰すれば、すぐに世界再挑戦となる可能性もある。

 この日は所属ジムの同僚を応援するため、枚方市立総合体育館を訪れた。

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