木村“フィリップ”ミノル ドーピング陽性反応…半年出場停止などの処分、榊原CEO怒り「話になんない」

2023年09月02日 19:25

格闘技

木村“フィリップ”ミノル ドーピング陽性反応…半年出場停止などの処分、榊原CEO怒り「話になんない」
木村“フィリップ”ミノル Photo By スポニチ
 格闘技イベント「RIZIN」は2日の記者会見で、6月に開催された「RIZIN.43」に出場していたキックボクサーの木村“フィリップ”ミノル(29)からドーピングの陽性反応があったことを報告した。
 木村は「RIZIN.43」でロクク・ダリと対戦し、衝撃の失神KO勝利。大会後に榊原信行CEOは木村にドーピング検査を実施したことを明かし、結果待ちの状態になっていた。

 会見に出席した榊原CEOは、木村のドーピング検査が陽性反応だったと報告。「嘘をつかれたの、話になんないよ、というのが、正直な気持ち」と怒りの言葉を並べた。ダリとの試合は無効試合となり、契約書に基づく罰金処分と当該試合から半年間RIZIN出場停止処分が科されることになった。

 そして、RIZINでは、旗揚げ以来タイトルマッチとグランプリに出場する選手にはドーピング検査を実施。WADA(世界アンチ・ドーピング機構)に送って細かく行っていることを明かした。

 会見に同席した木村は「今回ドーピングをした状態で試合をし、選手、関係者、応援してくれるファンの皆様に申し訳ない気持ちで一杯です」と謝罪。21年12月にK―1を離脱。その後からモチベーションを保つために、筋肉増強の効果、減量中に筋肉ではなく脂肪が落ちる効果をもたらす禁止薬物のクレンべテロールを使用していたという。

 そして22年12月の「INOKI BOM-BA-YE×巌流島 in両国」の矢地祐介戦、23年3月の「KNOCK OUT」のクンタップ・チャロンチャイ戦ではドーピングを使っていたことを認めた。

 「RIZINに検査があるの知っていたので(出場が)決まってから摂取していなかったんですが、検査された時は体に残っていて、僕自身反省しています」と成分が抜けきらずに反応してしまったと暗い表情で口にした。

おすすめテーマ

2023年09月02日のニュース

【楽天】オススメアイテム