ボクシング元世界王者・尾川堅一 再起2戦目で3―0判定勝ちも世界再挑戦へ「今日はアピール不足」

2023年09月02日 21:53

格闘技

ボクシング元世界王者・尾川堅一 再起2戦目で3―0判定勝ちも世界再挑戦へ「今日はアピール不足」
判定勝ちした尾川 Photo By スポニチ
 元IBF世界スーパーフェザー級王者・尾川堅一(35=帝拳)が2日、東京・後楽園ホールで同級10回戦に臨み、東洋太平洋ライト級15位マービン・エスクエルド(28=フィリピン)を3―0の大差判定で下した。
 昨年6月にIBF世界同級王座から陥落後、今年4月に5回TKO勝利で再起に成功し「体の状態は一番良い」と手応えを示していた。「右を打ち込んで終わらせる」ことをテーマに掲げていた再起2戦目だったが、逃げ回る相手をなかなか捕まえきれない。8回にはロープ際で左右の強打を浴びせ、10回は強烈な右オーバーハンドを打ち込むも最後までダウンを奪うことはできなかった。

 試合後は「どこか(のラウンド)で相手が出てくると思ってたんですけど…もっと細かく追いたかったが、半歩届いていなかった。コンビネーションも打てなかったし、フックも単発になってしまった」と反省の弁が続いた。

 「ずっとコルディナの動向だけ気にしている」と昨年6月の世界同級タイトルマッチで2回TKO負けしたIBF同級王者コルディナ(英国)との再戦を目指し、世界前哨戦と位置づけていた一戦だったが「この内容では(世界へ)アピール不足。もう一試合やるべきなのかな…ボクシングは難しいですね」と不完全燃焼を悔いていた。

 また4日は次男・亜陸(あり)くんの9歳の誕生日。「本当は倒してみんなで祝いたかったんですけどね。申し訳ない」と父親の顔をのぞかせていた。

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