【新日本プロレス】鈴木みのると永田裕志が「禁断の握手」 高校時代からの因縁についに終止符? 

2023年10月09日 20:23

格闘技

【新日本プロレス】鈴木みのると永田裕志が「禁断の握手」 高校時代からの因縁についに終止符? 
ついに握手した鈴木みのると永田(右)=新日本プロレス提供 Photo By 提供写真
 新日本プロレスの両国大会が9日、東京・両国国技館で行われ、決して交わることはないとされた鈴木みのる(55)と永田裕志(55)が試合後に握手する歴史的事件が起きた。
 神奈川・横浜高の鈴木と千葉・東金高の永田。高校時代からレスリングでしのぎあってきた2人は、プロに入っても「遺恨」という言葉がぴったりの激しいバトルを繰り返した。東京ドームでの大舞台でも戦い、お互いが相手を否定し罵り合ってきた。40年を経た両者の溝は決して埋め尽くせない深いもの、だったはずだ。

 この日も7番勝負最終戦として鈴木、デスペラード、成田組対永田、海野、マスター・ワト組の6人タッグが組まれ、試合は14分10秒海野が成田から3カウントを奪って永田組が勝利。信じられないような光景が訪れたのはその後だ。成田と海野が握手を交わし共闘を誓い合うと、ワトの歩み寄りにデスペラードが嫌々ながら応じる。そして、聴衆の視線は残った2人に。徐々に距離を縮めながら永田と鈴木が接近する。期待に反して鈴木が張り手、永田も応酬。しかし、そこに憎しみの感情はない。鈴木が手を差し伸べ、永田が宿敵の手をしっかり握りしめる。誰が想像しただろうか。歴史的な和解。鈴木はまた張り手を見舞うが、またも永田とグータッチ。この瞬間を見守った歴史の証人は幸せ者だ。

 バックステージ。2人が再び距離を詰めた。「おまえにだけは負けねぇ、今も心は変わっちゃいない。今もおまえのことは大嫌いのままだ。だけどな、1カ月毎日殴り合ってみろ!。1回くらいいいだろ、握手しても。お前の持ってるストロングスタイルと俺の心の中にあるストロングスタイル、合わせたら強いんじゃねえか?」。いつもの口調で毒を吐く鈴木もどことなくうれしそう。まるで学園ドラマを再現しているような清々しい光景が繰り広げられ、鈴木が控室に消える。1人残った永田が目を潤ませながら言葉を絞り出した。「知り合って40年、殴り合ったのはプロに入ってからだから20年か・・・。絶対この男とは交わるとは思わなかったから、不思議な感覚ですよ」。憎み合っても心の底では認め合っていた2人。今度は歴史的合体があるのだろうか。

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