【新日本プロレス】師匠・武藤の前でSANADAがベルトを奪還 来年1・4東京ドームで内藤と激突

2023年10月09日 22:14

格闘技

【新日本プロレス】師匠・武藤の前でSANADAがベルトを奪還 来年1・4東京ドームで内藤と激突
師匠の武藤(右)と記念撮影に収まるSANADA(新日本プロレス提供) Photo By 提供写真
 新日本プロレスの両国大会が9日、東京・両国国技館で行われ、メインのIWGP世界へビー級選手権は第7代目王者のSANADAが挑戦者で自称「第8代目王者」のEVILを28分1秒で体固めで下し、4度目の防衛を果たした。
 8月13日のG1クライマックス最終戦(両国)でEVIL率いるハウス・オブ・トーチャー(HOT)に手錠をかけられたままエプロンサイドに放置される拷問刑を受けたばかりか、大事なベルトまで強奪される屈辱を味わった。実は、両陣営の因縁は深い。

 ベルトを保持したまま自称「8代目」王者を名乗るEVILに対し、SANADAはランバージャックデスマッチ型式のタイトル戦を提案した。ルールはリング下をセコンドが取り囲み、場外に落下した場合はリングへと押し戻す、完全決着が必定の過酷な設定。絶対に逃さない、覚悟の「HOT」制裁戦だった。

 前哨戦では相手の暴走を許し、まさかの金丸の裏切りで「Just 5 Guys」から「Just 4 Guys」となる誤算もあった。それでもSADADAは「X」の投入を宣言。この日、海外修行中だった上村優也が第1試合に登場し、戦力が補充された。

 いくらルールで縛っても、あの手のこの手の悪行でリングを無法地帯にするのが「HOT」の常とう手段。この日も乱入を繰り返し、巻き添えで失神したレフェリーは3人を数えた。急所攻撃、偽ゴング、集団攻撃などあらゆる手段をを駆使してEVILは攻勢をかけ、SANADAを追い込んだ。

 25分過ぎ、EVILは必殺「EVIL」を狙うが、SANADAは「掟破りのEVIL」で流れを止める。セコンド陣がHOTの乱入を食い止めるとゲスト解説を務めた師匠、武藤敬司の前でシャイニングウィザード2連発。止めは「デットフォール」。こん身の力で炸裂させ、EVILの息の根を止めた。

 「HOT」との抗争にひとまず決着をつけ、2カ月ぶりにベルトを手にした。激闘を終え武藤からベルトを手渡された第7代王者は「優也が入って、ここで負けたら勢いがなくなると思っていた。(武藤さんに渡されて)泣きそうになった」と感慨深げ。勝利の余韻に浸る間もなく、花道から1・4東京ドームでの挑戦権利証を携えた内藤哲也が登場し、両者は軽く挑発合戦を展開した。

 2人は2005年8月、同じ日に新日本の入門テストを受けたが、内藤は合格、不合格のSANADAは全日本でデビューした。そして「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」の盟友として戦いながら今は別の道を歩む因縁多き対戦だ。王者は遅くまで声援を送ってくれたファンに「1・4東京ドームまで、SANADAはますます、バク進します」と宣言した。

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