フジタ“Jr”ハヤト「俺の前に高い壁が現れて悔しい」と反省も…「プロレスが最強ってことを証明したい」

2023年10月15日 21:00

格闘技

フジタ“Jr”ハヤト「俺の前に高い壁が現れて悔しい」と反省も…「プロレスが最強ってことを証明したい」
バックステージでコメントするフジタ”Jr”ハヤト(撮影・酒井卓也) Photo By スポニチ
 みちのくプロレスは、15日に岩手県矢巾町民総合体育館大会を開催。メインイベントのLIDET UWF世界王者そして東北ジュニアヘビー級王者の2冠王者であるフジタ“Jr”ハヤトとIWGPジュニアヘビー王者の高橋ヒロムの待望の一騎討ちは29分の激闘の末にヒロムが勝利した。
 バックステージでヒロムが話しているところに合流したハヤト。「マジで辛いんです…誰にもわかってもらえないこの辛さ…俺の戦っている姿を見て、明日の希望になったり、いやなことが忘れられるならそれでいいです」と話し始めた。

 さらに「この怖い日々をどうやって乗り越えていくかといったら、自分で仕掛けるしかないです。マジで夢は掴みにいかないと降りてこないから。夢は自分で叶えにいかないと。だから俺は団体がどうのこうのとか関係ない。好き勝手言い続けて、対戦するまで言い続ける。勝つまで言い続けるよ。それが俺だ」とつづけた。

 そして今のプロレス界に感じていることを口にした。「別に綺麗なプロレスができるわけでもない。華麗なプロレスができるわけでもない。ストレートな殴り合い蹴り合いしかできないけど、それでも伝わるプロレスがあるってことを俺は証明したい。マジでプロレスのリングに上がれることを舐めてる選手が多すぎる。プロレスのリングが最強ってことを、俺が証明したいと思う」と力強い言葉を並べた。

 試合前から、今回のシングルマッチたどり着けるとは思ってなかったと口にしていたハヤト。「欠場中に憧れていた高橋ヒロムと同じリングで戦えるなんて叶えられるなんて思ってなかった。高橋ヒロムを見た時は車椅子生活ですから。あのときの俺にもう一回会えるなら“マジで諦めるな”って、“先生に嘘でも殺してくれなんて言うな”ってもう一回言ってやりたい。本当に幸せだった」と涙ながらに話した。

 「俺の親父、母親にあんなお礼をしてくれる選手なんて他にはいなかった。本当に感謝してます。人生の後輩とか関係なく本当に大好きです」と笑顔でヒロムと握手を交わした。

 そして「叶うかわからないけど、ガキの時から夢である東京ドーム出たい。その相手が高橋ヒロムかわからないけど、怒られてもいいので仕掛けますよ。どうせ長くできるかわからない体なので後悔しないように生きますよ」と新たな目標を口にした。

 試合を振り返り「倒れなかったのは悔しいけど、あんだけ丈夫なやつマジで蹴りがいもあるし、もっといけばよかったよ…終わってみれば後悔しかない、反省点しかない。次がやりてぇ…」と反省の言葉を並べた。

 「プロレスって不思議、やめなきゃと思ってもやりたくなって、やっぱプロレスが好きなんすね、ああやっていつも俺の前には高い壁が現れて悔しいね。もちろん、高橋ヒロムを勝てると思ったり、勝てないと思ったりと複雑な思いだったけど、やっぱ強ぇ。そんな強いやつに勝つ日まで見届けてくれたらストーリーにもなるでしょ。みちのくプロレスのフジタ“Jr”ハヤトはまだまだやめません。いつやめるかわかりませんが、命懸けてやるので、みちのくを守って、もっと上ステージに俺が連れてってやる。ガンだろうが、骨が折れてようが、神経が切れてようが関係ねぇ。俺が証明してやる」とハヤトらしい言葉を並べた。

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