井上尚弥の元スパー相手 ラミドが初タイトル戦でまさかの1回TKO負け 元世界王者ドヘニーに屈する

2023年10月31日 22:28

格闘技

井上尚弥の元スパー相手 ラミドが初タイトル戦でまさかの1回TKO負け 元世界王者ドヘニーに屈する
ラミド(左)に強打を浴びせるドヘニー Photo By スポニチ
 プロボクシングWBOアジア・パシフィック・スーパーバンタム級タイトルマッチが31日、東京・後楽園ホールで行われ、元アマチュア米国王者で同級1位ジェフ・ラミド(23=米国)が元世界王者で同級王者TJ・ドヘニー(36=アイルランド)にまさかの1回2分28秒のTKO負けを喫した。
 試合前まで11戦全勝(4KO)のラミドはWBC&WBO世界スーパーバンタム級王者・井上尚弥(30=大橋)のスパーリングパートナーとしても知られ、7月のスティーブン・フルトン(米国)との試合前には“仮想フルトン”として井上のスパー相手を務めてきたスピードと技術を併せ持つ米国のホープ。

 開始直後は鋭い右ジャブを見せるも、元世界王者ドヘニーの左オーバーハンド一発をもろに浴びて仰向けにダウン。立ち上がったものの、再開後は足元が定まらず左のパンチをもらったところ、レフェリーが試合を止めた。

 まさかの敗戦にコーナーでぼう然とするラミドに対し、初防衛に成功したドヘニーは「彼は世界王者になる素質を持っている。今後も上を目指してほしい」と再起を願っていた。

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