フジタ“Jr”ハヤト「最後のひと言があと一歩の所まで…」 王座防衛もギリギリな状況を告白

2023年11月18日 22:10

格闘技

フジタ“Jr”ハヤト「最後のひと言があと一歩の所まで…」 王座防衛もギリギリな状況を告白
試合後にギリギリな状況で戦っていることを吐露したフジタ“Jr”ハヤト(撮影・酒井卓也) Photo By スポニチ
 みちのくプロレスは、18日に岩手県矢巾町民総合体育館大会を開催。メインイベントの東北ジュニアヘビー級王者のフジタ“Jr”ハヤトがドラゴンゲートのYAMATOを下して、3度目の防衛に成功した。
 試合はハヤトが試合前に口にしていた「プロレスラーはスリーカウント取りたいとか言うけど、一本取ります。いろんな関節技を警戒しながらも、自分の打撃を入れていけるところで仕留める」という言葉を有言実行した。最後はYAMATOの全知全能フランケンシュタイナーをカウント2で返し、ハイキック連発から必殺K.I.Dでギブアップを奪って、20分を超える激闘を制して防衛に成功した。

 バックステージでは「勝ったのに負けたみたいだな…クッソー」と開口一番。「このまま終わるわけにはいかないので、必死にリング上で耐えたね」という言葉を口にしてから、しばらく言葉が出てこなかった。

 「何試合も何試合も戦っていて、毎日何時間も何時間も練習してる選手はやっぱ強ぇよ…楽しんでるだけでリングに上がっていてはマジで失礼だね。わかってるんだ…伝わらないかもしれないけど決してサボってない。俺に出来ることを毎日やってるよ。自分の中でもう少し練習できたらいいなと思うけど、結果的に勝ってベルトが守れてるんだったらまだいいのかもしれないけど、俺じゃなくても選手は当然なんだよ」と語った後に「あー危ない。危ない。最後のひと言があと一歩の所まで出そうになった」とギリギリな状況で戦っていることを吐露した。

 ハヤトは以前から自分の中で決めた合格点に達しなくなったら引退すると口にしていた。「試合中に拳が脱臼したり、足がけいれんしたりした中で自分の狙っている技で勝てたので、本当にギリギリで合格点かな。でも謝りたいね。やばいな…まだまだやらなきゃいけないことがたくさんあるんですけどね。まだまだ叶えなければいけないこともたくさんある。せっかく後輩も伸びてきたので、ちゃんとバトンを渡して去りたいなと思うので、もう少しだけ頑張ろうかなとギリギリ思えた」と告白した。

 みちのくプロレス30周年イヤーを王者として駆け抜けた。「来年は自分自身の20周年でもある。みちのく30周年に俺が帰ってこれて、チャンピオンとして年を越すこともできると思う。一応、UWFの王者でもあって年末に防衛戦もあるので2冠でみちのく30周年を終えて、あとは31周年でいろんな意味で新しい景色を見ることになるんじゃないんですかね。フジタ“Jr”ハヤトとしての終活です。本当に命削って盛り上げてもう少しハヤトを楽しんでもらおうと思います」と話した。

 10月の高橋ヒロム戦が終わった後に、夢である新日本プロレス東京ドーム大会への参戦を熱望した。改めて「1・4はまだ病院に行く前だと思うので、ラストチャンスかもしれない。こうやってアピールしてきていろんなことが叶ってきた。年末にUWFを防衛して2冠王としてあそこに上がりたいな。第0試合でもいいので待ってます」と新日本プロレス東京ドーム大会への参戦をアピールした。

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