【ボクシング全日本】38歳「村田諒太世代」星大二郎 判定で初戦突破 今大会で引退決断「最後は形に」

2023年11月22日 21:17

格闘技

【ボクシング全日本】38歳「村田諒太世代」星大二郎 判定で初戦突破 今大会で引退決断「最後は形に」
ボディージャブを打つ星 Photo By スポニチ
 【ボクシング全日本選手権第2日 ( 2023年11月22日    東京・墨田区総合体育館 )】 男女20試合が行われ、男子ウエルター級は初戦で元全日本王者の星大二郎(和歌山県教育庁)が本名駿(法大)に5―0で判定勝ちし、24日の準々決勝へ進出した。今大会を最後に引退する意向の「村田諒太世代」の38歳は万感の思いを胸に上位進出を目指す。
 14年以来の全日本出場で星が完勝発進した。昨年の栃木国体以来、約1年1カ月ぶりの実戦となったが、右フックから左のコンビネーションで貫禄の判定勝ち。「久しぶりの試合で硬さもあったが、当て勘は衰えていなかった」と高いカウンター技術を披露し、最後まで主導権を渡さなかった。

 兵庫県神戸市出身の星は、15年の国体開催地だった和歌山チームに加わるため14年に同県に移住。38歳となった現在も平日はフルタイムで働いた後に近くの高校で練習を続けている。

 05年の75回大会からライト級で全日本3連覇を成し遂げた実力者は、同時期に同県に移住した14年仁川アジア大会フライ級銅メダリストの林田翔太(31=和歌山県教育庁)が近く競技から退く意思を示していることから、星自身も今大会を最後に競技を引退することを決断。「ずっと翔太とやってきて、翔太もやめるということなので、僕も今回で区切りを付けようと。最後はちゃんとした形に残してボクシングを終わりたいと思った」と14年以来の全日本出場を決めた。

 村田諒太氏、清水聡らと同期生で東農大在学中に北京五輪代表候補だった38歳。「(村田ら)同期もほとんど引退して、自分もそろそろだなと。まずは3位くらいを目指したいですね」と有終を飾るべく集大成に臨む。

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