井岡一翔、王座統一戦交渉決裂に「単純に悔しい」 エストラーダにこだわる理由とは?「彼を倒したら…」
2023年12月12日 19:55
格闘技
今年の大みそかは当初“階級最強の男”エストラーダとの王座統一戦を希望していた。しかし交渉が合意に至らずホスベル・ペレスとの初防衛戦となった。木下はエストラーダ戦が実現しなかった気持ちについて聞くと井岡は「単純に悔しい」とひと言。
さらに木下はエストラーダにこだわる理由について聞いた。井岡は「現状、スーパーフライ級では世界的評価が一番高い。世界チャンピオンじゃなくてもエストラーダは評価が凄く高い。タイトルを超越した評価を得ている」と説明した。
そして井岡はエストラーダと対戦したいという気持ちが強くなった瞬間について口にした。「自分が1年半ぐらいブランクがあった時にアメリカへ行って彼を見た。その時に自分がやってきたことに自信も誇りもあったけど、ちっぽけに見えたというかより思い知らされた。こんな評価のされ方でアメリカという地でこんなに盛り上がっている。同じ世界チャンピオンでも評価のされ方がこんなに違うのかと思った。今まで自分は日本でしか試合をしたことがなくて、ここでの評価を得たいと思った時に彼を倒したらそれが実現すると思った」とアメリカでエストラーダの試合を見た時に井岡の気持ちが動いた。
大みそかに実現に向けて交渉されていたが、1カ月ぐらい前にエストラーダ戦の交渉決裂。「歩みを止めたらそのチャンスは巡ってこない。今回、負けるとか勝つとかそれよりもそれを踏み出すか踏み出さないかかな」とコメントしてこの話題を締めた。