尚弥 両目付近にあざ残しながら壮絶スパー!4団体統一戦へ“過去最高”の練習

2023年12月16日 04:30

格闘技

尚弥 両目付近にあざ残しながら壮絶スパー!4団体統一戦へ“過去最高”の練習
シャドーボクシングを行う井上(撮影・島崎忠彦) Photo By スポニチ
 【WBC&WBO&WBA&IBF世界スーパーバンタム級王座統一戦   WBC&WBO王者 井上尚弥《12回戦》WBA&IBF王者 マーロン・タパレス ( 2023年12月26日    東京・有明アリーナ )】 プロボクシングWBC&WBO世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥(30=大橋)が15日、WBA&IBF世界同級王者マーロン・タパレス(31=フィリピン)との4団体王座統一戦に向けて横浜市内のジムで練習を公開した。両目付近にあざを残しながらも、過去最多116ラウンドのスパーリングをこなすなど順調な仕上がりを報告。26日の決戦に過去最高の状態で臨み、史上2人目の2階級4団体統一の偉業に挑む。
 わずか30秒で打ち切った7月のフルトン戦前の公開練習とは異なり、シャドー2回とサンドバッグ打ち1回を披露した井上は「段違いですさまじいモチベーション。空回りせずに自分を信じてやりたい」と大一番をにらんだ。

 目を引いたのはど派手な金髪よりも両目付近のあざだった。「昨日転んじゃったんですよ」と笑顔ではぐらかしたが、前日に打ち上げたスパーリングで負ったもよう。タパレス対策として10月下旬から手を合わせてきたメキシコ人4選手について、大橋秀行会長は「4選手とも強さもスピードもあった。最近にない、いい練習ができた」と過去最強の練習相手だったと説明。井上自身も「成長できたし、いろんな意味合いを持った凄くいいトレーニングだった」と激しい“特訓”に手応えを口にした。

 「周りの楽勝ムードを吹き飛ばすため」とスパーリング数も過去最多の116ラウンドを消化。一切の慢心がないことを強調し、偉業達成へ気合十分だった。

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