中谷潤人 バンタム級転向初戦も万全!新ボディー披露 24日トリプル世界戦

2024年02月10日 04:30

格闘技

中谷潤人 バンタム級転向初戦も万全!新ボディー披露 24日トリプル世界戦
次戦へ意気込んだ中谷 Photo By スポニチ
 前WBO世界スーパーフライ級王者の中谷潤人(26=M・T)が9日、相模原市の所属ジムで練習を公開した。バンタム級転向初戦でいきなり王者アレハンドロ・サンティアゴ(28=メキシコ)への挑戦。約1カ月の米ロサンゼルス合宿で仕上げたバンタム級仕様の新ボディーを披露し、KO勝利に自信を示した。勝てば、日本男子7人目の世界3階級制覇となる。
 一回り大きくなったように見える体でシャドー、サンドバッグ打ちで力強い動きを披露した。中谷はスーパーフライ級時代に約10キロの減量を行ってきた。だが、バンタム級では15日前でリミット(53・5キロ)まで残り約4キロと明かし、「減量も順調。体調も良く、凄くいい状態」と額に汗をにじませながら「順調」という言葉を3度繰り返した。

 バンタム級仕様の新ボディーが仕上がった。先月4日から行った約1カ月の米ロサンゼルス合宿では、師事するルディ・エルナンデス・トレーナーの下、1ラウンド5分に設定したスパーリングを10ラウンド行ったことを明かし「しっかり耐え抜いて体をつくれた。疲れはあったが、力を発揮できた感覚」。過酷なトレーニングを経て、心身共に新階級に適応する自信を深めた。

 王者サンティアゴは昨年7月のWBC世界同級王座決定戦で元世界5階級制覇ノニト・ドネア(41=フィリピン)に3―0の判定で勝利した難敵。その試合では最終12回までタフさを示した。「機動力があり、手数も多く本当に強いチャンピオン」と警戒しながらも「最終的にはノックアウトできるように、手数を増やしていきたい。鍵になるパンチ?それはシークレットで」と余裕の笑みを浮かべた。

 次戦に勝てば日本男子7人目の世界3階級制覇となるが、あくまで「通過点」と捉える。「必ず一発でWBCバンタム級王者になるという覚悟をお見せできたら」。減量苦から解放された26戦無敗の「ネクストモンスター」が新階級で進化を示す。

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