日本フェザー級タイトル戦 松本圭佑&前田稔輝が計量パス ともに“節目”の一戦へ強い決意

2024年02月21日 16:48

格闘技

日本フェザー級タイトル戦 松本圭佑&前田稔輝が計量パス ともに“節目”の一戦へ強い決意
計量をパスした松本(左)と前田 Photo By スポニチ
 プロボクシング日本フェザー級タイトルマッチ10回戦(後楽園ホール)の前日計量が21日、都内で行われ、2度目の防衛に臨む同級王者・松本圭佑(24=大橋)は57・1キロで一発クリア。「調子は絶好調。相手は技術も気持ちもある選手なので、ハイレベルで高尚な試合になる」と気を引き締めた。
 「ミライ☆モンスター」出演で知られる松本は、昨年4月に佐川遼(三迫)を3―0判定で下し、元同級日本王者の父・好二トレーナーに続く王座獲得で史上4組目、同じ階級では初の父子2代での日本王者となった。22日は所属する大橋ジムの創設30周年。「しっかり勝ち星を挙げたい」と話し「世界にいけると思われる試合をしたい」と意気込んだ。

 対する同級1位の前田稔輝(27=グリーンツダ)は56・9キロでパス。「お互い一発を持っている選手同士の戦い。一瞬でも気を抜いた方がやられる。緊張感あふれる試合をしたい」と2度目のタイトル挑戦に燃える。

 22年に日本&WBOアジア・パシフィック・フェザー級タイトルマッチで阿部麗也(KG大和)に敗れ、顎を2カ所骨折。「ボクシングの怖さを経験した。前回以上に強い気持ちで望む」と振り返る。次戦に向けては元日本フェザー級王者の丸田陽七太(26=森岡)らとスパーリングを重ね、備えてきた。

 一方で前田にとっても“節目”の一戦となる。22日は同ジムの本石昌也会長の48歳の誕生日。「勝利で祝ってもらおうと思っている。稔輝、頑張ろうな」と会長から声をかけられると「それが一番プレッシャーです」と苦笑いを浮かべていた。

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