将来はウシク超え!?但馬ミツロ「ブリッジャー級で変わる」 3・31名古屋へ練習公開

2024年03月01日 15:43

格闘技

将来はウシク超え!?但馬ミツロ「ブリッジャー級で変わる」 3・31名古屋へ練習公開
但馬ミツロ(左)とスパーリングパートナーのトエセ・ボウシウトゥ Photo By スポニチ
 プロボクシング日本ヘビー級王者の但馬ミツロ(29=KWORLD3)が1日、大阪市西成区の所属ジムで練習を公開した。
 3月31日に重岡兄弟のダブル世界戦を実施する「3150FIGHT vol.8」(名古屋国際会議場)で、2020年にWBCが新設したブリッジャー級(リミット101・6キロ)契約8回戦に出場する。プロ戦績10戦全勝(8KO)の但馬は同級21位にランクしている。この日発表された対戦相手アレクサンドル・ジュル(38=ルーマニア)は同級27位でプロ戦績20勝(8KO)5敗。1メートル85の右構えで、WBC地中海クルーザー級王座など複数の地域タイトルを獲得している。

 但馬は「相手はキャリアがある選手。若さと勢いでつぶしていきたい」と意気込んだ。同席した3150FIGHTの亀田興毅ファウンダー(37)は「やりにくい相手と思うが、この試合でミツロのレベルを見られる。昨年はスパーの延長でどんどん試合をやらせて体も強くなった。今年は骨のある相手とやらせる。ブリッジャー級の世界タイトルが目標」と今後の方針を示し、大きな期待を寄せる。この発言を受け、但馬は「世界ランクを駆け上がる姿をみなさんに見せたい」と誓った。

 この日はオーストラリアから招いたプロ戦績7勝(6KO)1敗のヘビー級選手、トエセ・ボウシトゥ(オーストラリア)を相手に2回のマススパーリングを公開した。スパーリングパートナーが来日直後のため軽く当てる“マス”の予定が2回終盤には、わりと力をこめてパンチを交換。重量級の迫力を感じさせた。国内では重量級の選手層が極端に薄いためスパーリングはなかなかできない。今月22日まで約3週間の実戦練習を確保できた但馬は「スパーリングキャンプは大切な時間。いい練習になる」と目を輝かせた。

 増量で昨夏に127キロに達した体重は現在110キロ。約17キロ絞った。「いいトレーニング、いい食事でナチュラルに落とせる。今年中にはブリッジャー級にナチュラルウエート(普段の体重)でリングに上がるつもり」と見通しを示した。

 アマ時代はリミット81キロのライトヘビー級に出場するため、102キロから約20キロの減量を敢行したこともあるという。本来の体重に近づいたことで「体のキレ、スピードを感じる。パフォーマンスをどんどん改善できる」と手応え十分。体が軽くなったことで腰痛も改善し、ロードワークは以前の2倍、毎日約1時間こなしスタミナも強化中。「ブリッジャー級で自分のパフォーマンスが変わる」と自信たっぷりに語った。

 亀田氏は「将来的にブリッジャー級、クルーザー級、ヘビー級と世界3階級制覇がミツロの夢。ウシク超えや」とクルーザー級で4団体統一を果たし、ヘビー級でも現在3団体統一王者となっているオレクサンドル・ウシク(37=ウクライナ)をしのぐ快挙を目指すと、ぶち上げた。

 なお、同氏によると「3150FIGHT vol.8」のチケットは既に完売した。

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