日本ミニマム級王者・高田勇仁 10回にダウンも判定でV3 目標の世界挑戦へ「重岡兄弟とやってみたい」

2024年03月08日 22:19

格闘技

日本ミニマム級王者・高田勇仁 10回にダウンも判定でV3 目標の世界挑戦へ「重岡兄弟とやってみたい」
3度目の防衛に成功した高田 Photo By スポニチ
 【プロボクシング日本ミニマム級タイトルマッチ10回戦   王者・高田勇仁(ライオンズ)―同級1位・伊佐春輔(川崎新田) ( 2024年3月8日    東京・後楽園ホール )】 日本ミニマム級王者でWBA同級4位の高田勇仁(25=ライオンズ)が同級1位の伊佐春輔(25=川崎新田)を3―0の判定で下し3度目の防衛に成功した。
 高田がリングを広く使う伊佐を追う展開となった立ち上がり。カウンターの左フックを合わせながら、2回にはロープ際でパンチをまとめるなど序盤は圧倒し、5回終了時点の採点は3人が高田を支持(49―46)した。

 6回には前に出た伊佐から右フックでダウンを奪うも、最終10回残り2秒で右フックを浴びまさかのダウン。「最後は下がって避けるボクシングをして打ち合おうとした結果、不用意なパンチをもらってしまった。倒れたのは悔しかった」と表情を曇らせながら、過去3戦で2勝している相手を返り討ちにした。「お互い戦い方が分かってきた。伊佐選手もがむしゃらに来たので打ち合いとなり、凄い試合になった。以前対戦した伊佐選手とは戦い方も気持ちも違った」と相手を称えた。

 所属するライオンズジム初興行をメインイベンターとして勝利で締めくくり「ホッとした部分もあるし、勝ってまた世界に一歩近づけたと思う」と安堵(あんど)の表情。次戦以降の世界挑戦の可能性も見据え「声がかかったらいつでもやりたい。重岡兄弟(ワタナベ)と対戦してみたいし、(兄)優大選手は打ち合いを好むので、楽しい試合ができると思う」と対戦を待ち望んだ。

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